過去の開催(受賞者)
第10回若手研究フォーラム(2018年3月14日)
ベストプレゼンテーション賞の受賞者は以下の通りです。
口演
- 生体材料のコンピュータ解析で何を明らかにできるのか?
- What can be clarified by in silico analysis of biomaterials?
- 山口 哲(歯学研究科 顎口腔機能再建学講座(歯科理工学教室) 准教授)
- コメント
- この度、銀杏会館の阪急電鉄・三和銀行ホールで開催されました第10回若手研究フォーラムにおきまして「生体材料のコンピュータ解析で何を明らかにできるのか?」という演題で発表させていただき、ベストプレゼンテーション賞を受賞いたしましたことを大変光栄に思います。当日の口演を聞いて投票してくださった参加者の皆さまならびに運営スタッフの先生方に心より感謝申し上げます。
口演でもご紹介しましたとおり、生体材料が十分な性能を発揮するための最適な特性を事前に知ることは容易ではなく、実際には動物実験や臨床試験によってその効果を検証しているために、多くの時間とコストを要しているのが実状です。一方で、コンピュータは、生体のように複雑な組織を完璧に再現して解析することは困難であるものの、何を比較検討すべきなのかを明確にする道具として材料設計に用いれば、非常に有効なツールとして活用できるポテンシャルを秘めています。
今後も、臨床の様々なニーズに対してコンピュータ解析を活用し、新たな知見を見出すとともに、臨床的に有意義な情報を提示できるよう努めてまいりますので、興味をお持ちくださった先生方には気軽にご連絡をいただけますと幸いです。
最後になりましたが、本研究の遂行にあたりご指導いただきました今里聡教授に心より感謝申し上げます。
ポスター
- KRAS変異大腸癌の核酸治療
- Nucleic acid medicine for KRAS mutant colon cancer.
- 石川 翔 (分子病理学)
- 電位依存性ホスファターゼVSPの酵素活性制御
- Regulation of the enzymatic activity of voltage-sensing phosphatase.
- 川鍋 陽 (統合生理学)
- 畳み込みニューラルネットワークを用いた絵画主義判別課題における画像特徴量抽出メカニズムの検討
- Visual information for discriminating painting genre used by convolutional neural networks.
- 白石 祥之 (認知行動科学)
受賞者には後日、賞状と副賞を進呈致します。